SMSモニタリングシステム
Arduinoで観測したアナログ信号を携帯のSMSで送るリモートモニタリング システムです。3Gモデムを購入しました↓参考:Rooster-A800の商品URL http://www.sun-denshi.co.jp/sc/a800/ 次に3Gモデムの動作を試しました. PCとRS232Cで接続し電源をON,自分の携帯のSIMカードを入れてみる. 通信ランプが定期的に点灯し,通信状態にあることを確認. ターミナルソフトでデフォルトの速度でシリアル接続. ATコマンドを試す. AT+コマンドでレスポンスが帰ってくる. SMSを別の携帯で送って,メッセージの読み出しが出来ることを確認. 音声電話をかけてみたら RING RING RING と着信が送られてくる. コマンドで接続.接続状態を示すメッセージ表示. ただし何も出来ないのでそのまま切った. すると,切断状態を示すメッセージを表示. 続いて, ATコマンドを使ってSMSの送受信. テキストモードに変更して,送受信を試みるも,受信は出来たが送信はできない. あれこれ試したがギブアップして,メーカーに問合せたら迅速な回答を頂いた. 文字コードの設定が必要らしく,設定をしたらするっと動いた. 次はマイコンとのインターフェースを作ってSMSを使った自動応答を作って遊ぶ. (コマンドは秘密保持契約を結んでいるので書けません) (でもコマンドはある程度共通のようなので以下のサイトで雰囲気が分かります.) http://www.developershome.com/sms/ 以上をもとに,Arduinoで観測したアナログ信号を携帯のSMSで送る リモートモニタリングシステムを作ってみました. まず,Arduinoとモデムを接続するために信号レベルを合わせる回路の実験. 秋月さんで購入したADM3222は3.3-5Vで使えるようなので,電源電圧 5Vでブレッドボード上で周辺回路(というか0.1μFのCを5個)を組み,
オシロでレベルの確認.
次に,Arduinoと抵抗を介して接続してレベル変換. RS232C用のD-sub9ピンコネクタを使ってモデムと接続.
Arduinoのプログラムを作って書き込み. SMSを受信すると,それを合図にArduinoのアナログポートの読みをSMSで 指定した携帯へ送信するプログラムを書きました. その結果↓
(個人の携帯なので番号は隠してます) というわけでマイコンを使って携帯のSMSでリモートモニタシステムの試作完成. 太陽電池から電源を取れば,山の中でも海の上でも設置してリモートでデータが 取れます.なんでSMSなのかというと,SoftbankはSMS無料なのでコスト が安くつきます. ユニバーサル基板でまとめて作ろうと思いましたが,要求がはっきり決まってない のでブレッドボード上にまとめました.空いたスペースにセンサ回路など追加して テストできます.
全体はこんな感じ.外部の12V電源を供給,3端子レギュレータで5Vに落として マイコンと3Gモデムに供給.電流は定常的に90mAくらい流れていたので放熱を ちゃんとしないと危険です.写真のAl版をつけただけではこころもとない感じ. 送信時は300mAくらいでした.
プログラムも改良. SMS受信時に送信元の電話番号と送信メッセージをコマンドとして読み出し, コマンドに応じた処理をして送信元にメッセージを返信できる構造でプログラムを 組みなおしました.
屋外で稼働実験
太陽電池と鉛蓄電池で電源を取り,DCDCコンバータで5Vにして先日作った システムを駆動.太陽電池は12W,バッテリーは5Ah.屋上に設置してしばらく稼動させてみます. センサには鉛蓄電池の電圧を分圧して監視.
太陽電池と鉛蓄電池で電源を取り,DCDCコンバータで5Vにして先日作った システムを駆動.太陽電池は12W,バッテリーの容量は5Ah.
屋上に設置してしばらく稼動させてみます. センサには鉛蓄電池の電圧を分圧して監視.
-追記- 昨日夕方からさっきまでのバッテリー電圧のデータ. SMSからに指示によりデータを取ったので寝てる間(0:00-7:00)の データは取ってません.今日の日の出は6:00ごろ,天気はうす曇. 夜間もバッテリーは大丈夫で,日が出てから数時間でバッテリーは回復している 感じです.指示を送るのが面倒なので,指定時間毎に自動計測させるコマンドを 追加しようと思います.
-追記- 携帯電話ではなく,モデムとPCを使って受信するシステムはこちら
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