デンパオリジナル R/Cグライダーの製作
設計 葉山清輝
パーツ一覧(胴体)
※注 寸法は,パーツの区別に必要な部分しかいれてありません.
パーツ一覧(主翼)
パーツ一覧(その他)
製作手順
製作上の注意
左右対称なため,同じ形のパーツが2個ずつあるものが多いです.製作するときは左右対称に別々に作って下さい.(左右同じに作らないように)
寸法は,丁度のものと,余裕を持って作ってある物があります.寸法が大きめになっている物は適当に削ったり切ったりして使って下さい.また,接合面が平らで無い物もありますが(斜めになっているものなど),サンドペーパーで削るなりして形を整えて使って下さい.
胴体の製作
@胴体側板に胴体補強板を張り付ける.左右対称に別々の側面に貼り付ける.
A先端仕切板と胴体桁を挟んで胴体側板2枚を貼り合わせる.
B尾翼の組立
垂直尾翼下端にに垂直尾翼補強板を貼り付ける.それを水平尾翼に貼り付ける.
C尾翼の張り付けと先端,上下補強
尾翼を張り付け,尾翼から胴体桁までの間に胴体上面補強板を貼る.(残った部分は切り取る.)
先端ブロックを張り付け,図の指示の通り,下面補強板を貼り付ける.
先端上面に先端部ふたを貼る.
D指かけの作成
E下面補強板の取り付け
まず,ゴム引き用のフックを作成する.図の位置に溝を掘り,ピアノ線30mmをおいて,糸で巻き,接着剤で固定する.
それを胴体下面に貼り付ける.
Fフィルム貼り
胴体と,胴体ふたにフィルムを貼る.寸法に合わせて,フィルムを切り出し,アイロンを低温にして当てるとフィルムの糊が張り付く.
まz,周辺部を固定し,その後,全面にアイロンをあてる.フィルムは熱で収縮し,ピンと張る.
開口部は内側に折り返すようにして貼る.
注意:フィルムの裏表を間違えないように(つるつるした面が外側になる).
アイロンの温度が高いとフィルムが溶ける.
アイロンを当てすぎるとたわんでしまうので注意.
やけどをしないように.
G主翼ゴム止め用竹ひごの挿入
図の位置に穴を開け,竹ひごを挿入して接着する.
主翼の製作(左側を例に説明します.右側は対称に作って下さい.)
@主翼下面板に先端を合わせて主翼前面補強棒を貼り付ける.
A図のようにリブを十字に合わせ,リブの溝が合わないなら適当に削る.
B十字にした桁とリブを先の主翼下面板と突き合わせ,主翼後面板と,主翼側面板を組み合わせ,接着する.その際,右端の翼中央リブは傾けて接着する.三角補強板を図の位置に貼る.
C主翼上面板をリブの上面の曲線に沿って貼り付ける
D翼中央補強板を翼中央に貼る.(左翼なら右側に)
E右翼を対称に作り,左右を張り合わせる.
(合わせ面を平らに削ること)
F翼端をなめらかに削り,翼前面,翼後面をシャープに整形し,アイロンでフィルムを貼る.
調整・飛行
調整
@周囲と混信しないことを必ず確認した後電源をONする.
Aラダー,エレベータを下図の通りに動くように調整する.(逆に動く場合はサーボのリバースで調整)
ニュートラルの時はラダー,エレベータ共に尾翼とまっすぐになるように調整する.
B重心位置の調整
主翼の中央より前側(4:6)の位置に重心が来るように,電池,受信機の位置を調整する.それらで調整できない場合は,先端か後端におもりを積む.
(鉛のおもりをテープで貼り付けて調整する)
直線飛行
@まっすぐ投げてまっすぐ進むように,ラダー,エレベータトリム,または重心を調整する.
旋回飛行
Aラダーを切りながらエレベータを少しアップ(図は右旋回).
旋回後は,ラダーを逆に当てて水平飛行に戻す.
サーマルソアリング
B上昇気流にグライダーを投げ込み,上昇気流から抜けないように旋回しながら上がっていく.