CAD利用方法雑録

※注意※
私がCAD利用の際,メモ書き程度にまとめたものです.うそがあるかもしれません.


Max+plusIIインストールについて
ALTREAホームページよりBaselineソフトウェアをダウンロードできる.
まず,下記のページよりE-mailアドレスを入力,
https://www.altera.com/support/software/download/altera_design/mp2_baseline/dnl-baseline.jsp
するとダウンロードのページへ行く.
論理合成ツールがMax+plusII専用機能限定版として使えるので,同時にダウンロードしておく. 
論理合成ツールLeonardoSpectrum-Altera,ModelSim-Alteraなど.
続いてライセンス登録のページへ行く.
Max+plusIIはハードディスクのシリアルナンバーで登録できるが,LeonardoSpectrumも同時に使うなら,
ネットワークカードのMACアドレスを登録しないといけない.ページの説明に従って,DOS窓からそれを調べ,
ページから入力すると,先に登録したe-mailアドレスにライセンスが届く.このライセンスは半年間有効である.
ライセンスファイル:license.datをc:\flexlmというフォルダを作って,その中におく.
次に,Max+plusIIを起動して,Optionからlicense setupへいき,
Browsボタンで, c:\flexlm\ license.datを選んでOKとするとMax+plusIIのライセンス設定は完了.
LeonardoSpectrumのライセンスは,license.datの中に含まれているが,ファイルパスの設定が必要.
ライセンスファイルと同時に送られてきた説明通り,c:\のautoexec.batファイルのなかに,pathを追加する.
また,LeonardoSpectrumOEM版と同じスタートメニューの中にLicenseManagerがあるので,
そちらも一度起動して,ライセンスファイルの設定をしておく.

Max+plusIIの設定について
通常はデフォルトでAHDLファイルならコンパイルできるが,エラーがQuarts Fitter Technologyなんとか
というエラーがでてコンパイルできないことがある.そのときは,Compilerをアクティブにしているとき,
Fitter Settingを選択して,Quartsなんとかのティエックボックスをはずすと良い.

Max+plusIIのProgrammerの設定について
Max+plusIIメニューからProgrammerを起動した後で,OptionからHardware Setupを選ぶ.
Hardware typeからByteBlaster(MV)を選び,PallarelPortでLPT1を選んでOK.
これで,プリンタポートとボードを接続してProgrammerが使えるようになる.
ボードの電源をいれてProgrammerのConfigureボタンで配線データが転送される.
Windows2000の場合は,プリンタポートを使う場合のドライバを別途インストールしないといけない.
アドミニストレータ権限で,C:\Maxplus2\Driverの中のWindows2000の中のヘルプファイルに書いてあるとおり,
ドライバをインストールする.

Max+plusIIのProgrammerでsofファイルを使う方法
FPGAボードのテストプログラムを使用するときなど,自分でコンパイルせずに,
他からコンパイル後のファイル“.sof”を使うには,FileメニューのProjectのNameで,
そのファイルを指定すれば,ProgrammerのConfigureボタンが使えるようになる.

LeonardoSpectrumの使用法
 FileメニューからVHDLあるいはVerilog-HDLでファイルをかく.保存形式は,VHDLの場合は”.vhdl”, 
Verilog-HDLの場合は”.v”が一般的なようだ.ファイルはテキストエディタで別途作っておいても良い.
論理合成するときは,まず,左側のメニューで,FPGAボードに使われているFLEX10KのEPF10K10QC208-3を選ぶ.
次に,ViewボタンのしたにあるSynthesis Withardボタンを押す.すると論理合成ウィザードが立ち上がり,
論理合成するファイルと作業ディレクトリを選択して,AutoがあるチェックはAutoにして,
クロックスピードは1MHZ程度を入力して,OKで,EDF(EIF)ファイルが作られる.
メッセージをつらつら出した後,簡単な回路でも30秒くらい考えて結果ファイルを出力するので
止まったと勘違いしないように.エラーメッセージが表示されなかったら,作業ディレクトリの中に
edfファイルが出力されている.

Max+plusIIでEDIFファイルを読み込む方法
 まず,Max+plusIIメニューからCompilerを起動する.次にInterfaceからEDIF Netlist Reader Settingを選ぶ.
これで,LeonardoSpectrumのメーカーであるExamplerを選んでおく.
その後,Fileメニューからopenで”.edf”ファイルを読み込むとテキストエディタで内容が表示される.
後はAHDL記述の時と同様に,Set project to current fileをして,Save and Compileをする.
Deviceの選択を確認し,PinのAssignをして,再度コンパイルすると”.sof”ファイルが完成する.
他の論理合成ツールを使ったときも同様の操作でEDIFファイルを読み込める.
SynopsisのFPGA Expressも以前うまくいった.
Compiler画面で,Processingを選択し,Generate AHDL TDO fileを選択しておくと,
AHDLファイルが拡張子”.tdo”として出力される.また逆に,AHDLをコンパイルしてEDIF Netlistを生成し,
それからVHDLやVerilog-HDLを生成できるようだが,異なるHDLに変換されたものは,人の読めるものではない.
また,Compilerの設定は,ProcessingとInterfaceのメニューからいろいろ変えられ,
いろんな形式のファイルやレポートが作られるようだ.

Max+plusIIで論理素子から回路を作る方法
 FileメニューからGraphicエディタを選ぶ.白い画面が表示されるので,マウスで点を選んで,
SymbolメニューのEnter Symbolを選ぶ.するとライブラリ選択画面がでる.
C:\maxplus2\max2lib/primを選ぶと基本的な論理素子一覧がでてくるのでそれから例えばandを選ぶと
and素子が画面上に現れる.その他のライブラリも同様に使えるようだ.
入出力pinはprimのなかのinput,outputである.素子はコピーペーストでき,右クリックで素子名,
例えば入出力pinならpin名を変更できる.
 論理素子からでも,プロジェクトに設定してコンパイルして,デバイスとpinの割り当てをし,
再コンパイルでボード用の”sof”ファイルを生成できる.