簡易カーブトレーサの自作,npnトランジスタ専用

同僚のTH先生から,カーブトレーサできないかとのご注文を受けて設計・製作.
在庫にあったPICで簡易なものができそうだったので作ってみました.
こんな感じで製作↓

DSC03406.JPG

波形↓ アナログオシロだともう少し見やすくなると思います.

DSC03415.JPG

Y-T表示だとこんな表示↓

DSC03423.JPG

回路図も簡単です↓

DSC03426.JPG

プログラムも簡単です. CurveTracer.c

電流源がちゃんと働いているか,出力電流を取り出すための10Ωの影響,ノイズが大きいこと,
オペアンプの出力がVCCまで振れないことによる不具合,出力電圧をもっと大きくしたい,
負電圧まで振らせて,ダイオードのカーブも見たいとか,いろいろ欲は出ますが,あくまで
簡易カーブトレーサ.今回は雰囲気だけ見えればOKということで,任務完了.


ちょっと改良 オペアンプの振れ幅の関係でベース電流0付近が表示できなかったのがどうも気になって, それとこの電流源は簡単なので他でも使うかもしれないことから,ちょっとだけ改良して みました. DSC03427.JPG ダイオード2個を直列に入れてVcc-Vd*2だけpnpトランジスタのエミッタ電位を下げました. これで,ベース電流0付近が表示され,ボリュームで振幅も可変できます. また,RA7をON-OFFするスイッチを付け加え,カーブの本数も可変できるようになりました. ノイズを減らすにはエミッタの抵抗を大きくすればいいですが,そうすると特性の 立ち上がりが緩やかになってウソになるので,そこは元デバイス専門としては却下. 以上で今度こそ任務完了. DSC03428.JPG DSC03429.JPG DSC03430.JPG 動画はこちら→ Handmade Curve Tracer 広告↓
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